みんなのコードエンジニアの きょんしー です🐧
今日は絶賛クラウドファンディング募集中のコンピュータクラブハウス加賀に行ったときのことについて、お話したいと思います。
加賀と東京の距離は遠い
みんなのコードがふるさと納税のスキームを活用して設置したコンピュータクラブハウス加賀(以下、クラブハウス加賀)が5月25日のオープンから約半年が経つのですが、東京と加賀市で距離が離れていることもあり、日々の細かな気づきや子ども達の成長を見ることが出来ていませんでした。
現地のメンバーからの写真の共有や口頭で日々の活動の一部は知ることはできていましたが、東京にいるみんなのコードのメンバーですら、なかなか日々の活動内容や現地のコミュニティマネージャーの末廣さんの想いを共有できていませんでした。
そのため、実際にクラブハウス加賀に行って子ども達と一緒に過ごす時間を2度ほど取らせていただきました。
初めて加賀に行ったんですが...
1度目は6月上旬に。 オープンして間もないこともあり、まだ来る子ども達は少なかったですが、朝から夕方までずっと居てくれる子もいました。
そのとき、小学生ながらプログラミングをしている少年に出会いました。おじいちゃんから貰ったというパソコンでMinecraftで遊んだのがきっかけでMODを作りたいと思ったそうです。その少年は、ネットで調べた情報を頼りにJavaの勉強を始めたそうです。(私たちの間では、通称“Java少年”と呼んでます)
ボクが訪れたときには、ちょうどJava Swingでシューティングゲームを作っていました。JFrameやJLabelの扱い方に困っていたようだったので助けようと見ていたのですが、Java少年は公式のJavaドキュメントを漁りながら問題を解決していました。
その彼は、クラスとインスタンスの概念を理解していたことも勿論ですが、ちゃんとドキュメントを見る習慣がついてるのには驚きでした。高専に入ってからプログラミングを始め、クラスで挫折した頃の自分が懐かしいです。笑
Java少年だけでなく、高校1年生の男の子( ふるさと納税ページ のOGP画像左の子)もクラブハウス加賀 に来ていたのですが、テクノロジーを使ったさまざまなことに、とてもやる気がありました。 その彼は、当時は、まだプログラミングを始めていなかった(始めなければならないという意識は強かった)ため、アイデアを語ってくれたのですが、内心ボクは「どうやって実装するんやー!」と思ったりもしました。 しかし、紙に設計を起こしてイメージをどんどん書いていく姿を見てると、ボク自身もすごく楽しかったことを覚えています。
エンジニアとしては、良くも悪くもどのような技術を使ってどのくらいで実現可能かを考えてしまいがちなのですが、彼自身がアイデアをたくさん出すだけでなく、プログラミングが必要だと分かってることは1歩目としては良いなぁと感じました。
また訪れた、加賀に行ける機会
2度目のクラブハウス加賀の訪問は、8月のお盆に。 夏休みということもあり、たくさんの子ども達が遊びに来てくれてました。Scratchで自分が描くストーリーを作ってる子やmicro:bitのさまざまな機能を試して遊んでる子など、みんな夢中になっていました。
高校生の男の子もいたのですが、その子はクラブハウス加賀においてある本を写経してJavaの勉強をしていました。勉強する中で困った時は、Java少年に聞いて教えてもらっているそうです。男の子にとっては、教えてもらう相手として年下であることに意識はあるようでしたが、年下であろうと自分よりも詳しい相手から学ぼうとする姿勢は素晴らしいなと感じました。
自走できれば勝ち?きっかけを作らなきゃ!
コンピュータクラブハウス加賀を訪れる子ども達に会って、まだ始まったばかりではあるけど成功してるような感じがしました。 ずっとなぜだろうか考えていたのですが、誰から言われるわけでなく自走できるようになっていたから成功してるように感じたのだと気づきました。
学校で勉強していて、はじめはやりたいと思っていたことでも、ただ教えられたことをすることより、何かを自発的に行えるようになる段階に持っていくことが大事じゃないですか。 それがプログラミングに限らず、スポーツであっても趣味であっても同じだと思ってます。
こういう子ども達がきっかけを掴み、自走できる環境をCoderDojoや42 Tokyoなどでも提供されていますが、ボク自身も地方出身であることもあり、特に地方になるときっかけを提供するのが難しいのかなとも感じています。
Java少年でさえ、PCはおじいちゃんからのお下がりでスペックが低くて困ってると言ってました。だから、クラブハウス加賀に来ればヌルヌル動かせれるから来ているそうです。
きっかけを持っている子ども達だけが来るわけではないので、PCや3Dプリンタといった機材だけでなくふさわしいメンターとなる人が必要にもなります。
ふるさと納税、お願いします🙇♂️
ふるさと納税のページはここからアクセスできます。
設備の拡充は勿論ですが、クラブハウス加賀に来て成長する子ども達が少しでも自分のキャリアを描くきっかけにもしていきたいと考えているので、ご支援お願いします。
ワンストップ特例制度を使うと(適用条件はありますが)、決済完了日の翌年の1月10日までに申請すれば住民税控除を受けることができます。今回ボクも初めてふるさと納税を利用しましたが、5分ほどで寄付の手続きが終わりました。
ぜひ、今年のふるさと納税は今年のうちに。